1)作品について
・品名　　碧泑花瓶
・作者名　第6代　清水六兵衛
・寸法 　高さ242mm×幅145mm
・付属品　共箱　共布、共栞　

２)作者について
清水焼六代目清水六兵衛は、1901（明治34）年9月13日故五代目六兵衛の長男として京都に生まれる。本名正太郎、雅号緑晴。
1920年京都市立美術工芸学校を卒業、1923年京都市立絵画専門学校本科を卒業した後、父に作陶を学ぶ。1927年第8回帝展（美術工芸部創設）に花瓶「母と子」が初入選し、1931年の第１２回帝展「染付魚文盛花器」、1934年第15回帝展「銀鑭文果物盛」が特選となり、1937年の新文展から無鑑査となった。1939年新文展審査員となって以後十数回にわたって新文展・日展の審査員をつとめた。
終戦後の1945年11月、六代目清水六兵衛を襲名。
1962年日本芸術院会員となるとともに日展理事に就任、1970年に文化功労者、1972年に勲三等旭日綬章を受けている。
琳派の装飾性に円山四条派の写実と洒脱さを盛り込んだ作品は、洗練された芸術性を示し、玄窯や晩年の銀白泑など幽玄の趣深いものや、更に縄文土器、オリエントの器に学んだ作品など、飽くなき探求と創作は、名実ともに現代陶芸の頂点に立つ一人というにふさわしいものであった。
1980年4月17日、東京日本橋高島屋で午後６時すぎから行なわれた「清水六兵衛歴代名陶展」オープニング祝賀パーティの席上、挨拶中に狭心症を発症し、7時28分急逝。享年78

【収蔵美術館】
大英博物館、セーブル国立陶磁器美術館. 中国美術館、東京国立近代美術館工芸館、京都国立近代美術館、京都市美術館、神奈川県立近代美術館、国⽴国際美術館、石川県立美術館、岐阜県現代陶芸美術館、佐川美術館、敦井美術館、千葉市美術館、静岡県立美術館、兵庫陶芸美術館蔵、戸栗美術館、大阪市立東洋陶磁美術館、安来市加納美術館、

種類...宝瓶・花瓶

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