「アルパカシルバー」に「アバロンシェル（アワビの貝）」が装飾されたトレイとショットグラス６個です。

トレイの裏には「ＡＬＰＡＣＡ　ＭＥＸＩＣＯ」の刻印（写真６枚目）があります。
「ＡＬＰＡＣＡ（アルパカ）」は、南米の山岳地帯で飼育されるラクダ科の小型の動物、その毛は羊毛と同じように様々な毛織物として使用されると説明されていますが、その愛くるしい顔や姿が思い浮かぶと思います。
「ＡＬＰＡＣＡ（アルパカ）」には別に、洋銀、ニッケルシルバーなどの意味もあります。「ＡＬＰＡＣＡ（アルパカ）」シルバーとは呼ばれますが、９２５などと刻印されるシルバー（銀）とは異なります。
出品のトレイやショットグラスの素材は銅と亜鉛とニッケルが混ざった銀色のニッケル合金です。銀でないことが逆に、アバロンシェルの装飾を際立たせているように感じます。

アンティーク品か、ビンテージ品か、いつ頃の製品かなどは不明ですが、相応の経年品だと思います。目立つものではありませんが、経年によると思われる汚れ、変色、光沢の薄れ、トレイには使用されていたと思われる跡や、線キズ、凹みなどが見られます。アバロンシェルの剥がれや傷みはほとんど見られず、経年変化はあるものの、装飾の美しさを維持した状態にあると言えます。

大きさと重さは概略次の通りです。ショットグラスは６個の平均値です。
【トレイ】
縦１２８ｍｍ、横１８６ｍｍ、厚８ｍｍ、重さ１４５ｇ
【ショットグラス】
高さ４７ｍｍ、口径外３３ｍｍ、内３０ｍｍ、胴径４０ｍｍ、重さ４８g

テキーラは有名なメキシコの強いお酒ですが、度数は３５～５５％と規定されているようです。出品のショットグラスで、ストレートのテキーラなどをでグイッと飲み干していたのでしょう。
美しい「アバロンシェル」の装飾があるトレイとショットグラスを、コレクションに、あるいはインテリアにされてもいいのではないでしょうか。ショットグラスとされる場合には、経年品でもありますので、洗浄、消毒などをされた上でお使い下さい。

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