ミュシャのポスター　2枚セット。
①ミュシャ の出世作「Gismonda (ジスモンダ)」　　　　②「La dame aux camelias(椿姫)」

大きさは、共に940mm✖️355mm。

アルフォンス・ミュシャ(1860〜1939)は、チェコ出身でフランスなどで活躍したグラフィックデザイナー、イラストレーター、アール・ヌーヴォーを代表する画家。

これらのポスターは、いつだったか上野の都美館で
開催された「アルフォンス・ミュシャ展」で購入。
購入後は飾ったりはせず、暗所にて保存していた。どなたか壁にかけて楽しんでいただける方に。
三角に折った段ボールに、緩く巻いて発送します。

「Gismonda(ジスモンダ)」は、1894年にミュシャの初制作ポスターで出世作としても有名。
それまで雑誌のイラストや広告で生計を立てていたミュシャは、1894年末に印刷業者ルメルシエを訪ねる。一方、大女優サラ・ベルナールは芝居『ジスモンダ』のパリ公演が大成功。新年の延長公演のために急遽、告知ポスターを必要としていた。だが、年末年始でデザイナーは見つからず、慌てたベルナールがルメルシエに電話をかけた時、たまたまそこに居合わせたのがミュシャだったのだという。偶然にも演劇『ジスモンダ』のポスター制作を依頼されることになったミュシャだったが、翌年1月1日にパリの街頭にこのポスターが貼り出されると、一夜にして大有名人となるのであった。バックに空白が多いのは真実か噂か…大急ぎで納期に間に合わせる苦肉の策だったのだとか。

「La Dame aux Camelias(椿姫 - カメリアの貴婦人）」は、サラ・ベルナールの1896年の舞台『椿姫』のポスター。この頃、ミュシャはベルナールと長期契約した舞台ポスターのみならず、舞台美術、衣装、ジュエリーデザインも手がけるようになっていた。このポスターのベルナールがまとう衣装も、彼のデザインだという。『椿姫』はフランスの長編小説で、1853年にはヴェルディがオペラ化。椿を身につけていたことから「椿姫」と呼ばれた高級娼婦マルグリットと、パリの裏社交界を描く。ベルナールはこれを舞台として再演、人気を博すのである。ポスターの白い椿はマルグリットとアルマンの純愛と悲恋を表すのだという。

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