ある国には、持つだけで大金持ちになるという護符の伝説が囁かれていた。その伝説を信じる者は少なかったが、貧しい青年、翔はその話を真剣に信じていた。彼の家族は非常に貧しく、病気の母を支えるために日々、精一杯働いていたが、生計はとても厳しいものだった。

ある日、翔は田舎の神社で誇りまみれの箱を見つけた、開けてみると小さな護符が入っていた。彼は伝説を思い出し、期待に胸を膨らませて護符を手に取った。しかし、護符を持った途端、彼の前に大量のお金が現れることはなかった。

夜になり、翔は護符を持ちながら空を見上げた。「なぜ僕には効果がないのだろう？」と涙を流した。その時、彼の前に美しい女性が現れた。彼女は護符の精霊・彩と名乗り、「真の富の力をこれから魅せてあげる」と教えてくれた。

彩は翔に、護符の真の力を見せてくれると言い、彼の手を取った。翔の前に現れたのは、彼の未来の姿だった。未来の翔は大資産を手に入れ、名を轟かせる大富豪になり欲しいものは全てに入れた。今までの貧困による苦しみとコンプレックスから全て逃れ勝者となり毎日豊かに暮らしていた。これから先、一生お金に困る事がないことに幸せを噛み締めていた。

彩は翔に告げた。「護符の力は、持ち主を金銭的に豊かにする事は勿論、精神的にも満たしてくれるのよ。」

それからの日常はあり得ないものだった。
・宝くじ7億当選
・仮想通貨で10億円の利益
・取引先から勝手に美味しい話がバンバン寄ってきて100億円の利益
・資産300億円

ドバイの超高層マンションから翔は涙を流しながら彩に感謝し、護符を大事に持ち帰った。そして、その日から彼は物質的な富を求めることはもう満足した。

そして、この護符を困っている人に差し上げようと心に決めた。
翔は言う「僕は何も努力してない、護符が勝手にビジネスセンス、やる気、宝くじ高額当選を引き寄せた。この護符は売りに出すなら10兆円はくだらない。国が何個も買えるレベル。僕は十分に満足した。本当に困っている人にこの護符を渡す。」

そんな翔から是非私（妙善）に出品して欲しいと依頼が来た。
このチャンスは2度も来ない。
チャンスを手にする物は判断が早い者。
これを是非貴方の手に。

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